古文書・暗号
インダス文字:4,000年前の都市文明が残した記号は、なぜ今も沈黙しているのか
モヘンジョダロとハラッパーを中心に栄えた人口100万人規模の都市文明が使用した文字体系。印章(シール)に刻まれた約400〜600種の記号が現存するが、記号の方向性(左から右か右から左か)すら確定していない。世界最大の未解読文字体系の一つであり、エジプト象形文字・メソポタミア楔形文字と同時代でありながら、独立した系譜を持つ可能性がある。2,000点以上の印章が存在するにもかかわらず、長文テキストが一つも発見されていないことが解読を根本的に困難にしている。