世界遺産異変
アクスム:失われたアークが眠る帝国都市——33mの石柱と略奪・返還の1600年
1〜7世紀のアクスム帝国が栄えた首都。高さ33mを誇る巨大オベリスク(石柱)群が象徴的で、当時の石材加工・運搬技術の極致を示す。エチオピア正教会は「モーセの契約の箱(失われたアーク)」がシオンのマリア教会に安置されていると主張するが、学術的調査は不可能——唯一の番人だけが内部に立ち入れる。さらにムッソリーニ時代にイタリアが略奪したオベリスクが、2008年に返還・再建された経緯も国際的注目を集めた。