世界遺産異変
ボロブドゥール:50万個の石が刻む宇宙——600年間ジャングルに眠った世界最大の仏教建造物
9世紀に建造された世界最大の仏教建造物。50万個以上の石を積み上げた巨大な曼荼羅は、上空から見ると宇宙の構造図そのものである。14世紀頃にジャングルに飲み込まれ、実に600年近く忘れられた存在となった後、1814年にイギリスの植民地行政官トーマス・ラッフルズによって「再発見」された。1985年にはイスラム過激派による爆弾テロで一部損壊し、世界を震撼させた。現在も130万人超の年間訪問者が押し寄せ、保全と観光利用のバランスが問われ続けている。