オーパーツ・からくり
ジャケ・ドローの「書記」:交換可能なカムディスクで動作を書き換える18世紀の“プログラマブル”自動人形
ピエール・ジャケ=ドローとその息子アンリ=ルイが製作した3体の自動人形。中でも「書記(The Writer)」は、羽ペンでインクを補充しながら最大40文字の任意の文章を紙に書く。動作を決定するのは40枚の交換可能な文字カムディスクであり、ディスクを組み替えることで書く文章そのものを変更できる——これは電子回路以前に成立した「プログラム可能な機械」の実例である。3体とも250年後の現在まで実働状態で保存されている点でも異例。