オーパーツ・からくり
ストラスブール大聖堂の天文時計:1354年製の雄鶏だけが3代の時計を生き延びた理由
ストラスブール大聖堂に設置された天文時計は、実は3代にわたって作り替えられてきた装置である。しかし初代(1354年)の雄鶏のからくり仕掛けだけは、現存する自動機構としては世界最古級とされ、複数回の時計本体の刷新を経てもなお、その設計思想が継承され続けている。現行の3代目(1842年)は天体運行の計算精度を大幅に向上させ、うるう年の自動判定機構まで備える、19世紀天文時計技術の集大成である。