オーパーツ・からくり
オーラリー:惑星の公転周期をそのまま歯車比に翻訳した卓上の太陽系
手回しハンドル、あるいは時計仕掛けのゼンマイを動力に、太陽を中心として各惑星を実際の公転周期比に忠実な速度で公転させる卓上模型。地球が1周する間に金星が約1.6周、火星が約0.53周する——という周期比をそのまま歯車の歯数比として設計に落とし込む点で、アンティキティラの機械の思想的な直系の子孫にあたる。ニュートン力学が確立した直後の18世紀初頭イギリスで、「宇宙は時計仕掛けである」という当時の世界観を体現する装置として貴族階級に流行した。