世界遺産異変
プルヌルル国立公園:縞模様のドーム群、1983年まで「存在しなかった」奇岩地帯
西オーストラリア州キンバリー地方に広がるプルヌルル国立公園。その核心は「バングル・バングル山塊」と呼ばれる約350平方キロメートルの奇岩地帯で、オレンジと灰色の縞模様をもつ蜂の巣状のドーム群が密集する。縞の正体はシリカ(灰色)とシアノバクテリア(オレンジ)の層が交互に堆積したもの。驚くべきことに、1983年のヘリコプター撮影まで先住民族を除く外部世界にはほぼ知られておらず、世界遺産登録は2003年のことだ。