超常能力検証
パール・カラン:自動書記小説『パティオ・ワース』の言語学的・歴史的監査
20世紀初頭のアメリカの平凡な主婦。1913年以降、ウィジャボード(西洋のコックリさん)を介して、17世紀のイギリス移民である「パティオ・ワース」と名乗る意識による口述筆記(自動書記)を開始した。彼女が出力した大量の詩や戯曲、歴史小説は、文学界から非常に高い評価を得た。懐疑派は彼女自身の抑圧された文才と無意識の情報統合を疑うが、当時の言語学者らの調査により、彼女が使用した中世英語の方言や、彼女の教育背景(高卒)では決して知り得なかった17世紀のイギリスの極めて局所的な地理・風俗知識が、誤りなく正確に含まれていたアノマリーが存在する。