世界遺産異変
オーストラリア哺乳類化石遺跡群:2500万年の進化と巨大動物絶滅の謎を秘めた二つの「タイムカプセル」
クイーンズランド州リバーズレーと南オーストラリア州ナラコーテ——地理的に800km以上離れた二つの遺跡が一つの世界遺産を形成する。前者は2500万年前から始まるオーストラリア哺乳類進化の黎明期を、後者は33万年前からの後期を記録する。カンガルーやウォンバットの祖先の化石、そして5万〜4万年前に消えた巨大動物「メガファウナ」の骨がここに眠る。その絶滅原因は人類の到来か気候変動か——地球規模の謎に迫る鍵が、この二つの地に封じ込められている。