世界遺産異変
コロニア・デル・サクラメントの歴史地区:スペインとポルトガルが300年争った川辺の植民都市
ラプラタ川の対岸、ブエノスアイレスをわずか50km先に望む小半島に建つコロニア・デル・サクラメントは、1680年にポルトガルが築いた要塞都市だ。スペインとポルトガルが支配権をめぐって7度にわたり奪い合い、最終的にスペイン領となるまでの約100年間、ラプラタ川流域全体の覇権を左右した。石畳の路地、灯台、砦跡が混在する旧市街は、南米では稀有な「植民地時代の都市景観」をほぼ原形のまま伝えている。