世界遺産異変
カルタゴ考古遺跡:「滅ぼされなければならない」都市が2度建てられた逆説
「カルタゴは滅ぼされなければならない」——ローマの政治家カトーが演説ごとに繰り返したその言葉は、紀元前146年に現実となった。3年間の包囲の末、都市は完全に破壊され地面に塩が撒かれたとも伝わる。しかしその100年後、ローマ自身が同じ地に植民都市を建設。征服者と被征服者の都市が同じ土地に重なるという歴史的逆説の舞台が、チュニジアの世界遺産カルタゴ考古遺跡である。
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