世界遺産異変
天壇:「天は丸く、地は四角」——皇帝と天が対話した北京の宇宙論的空間
明・清の皇帝が毎年「天」に豊作を祈るために使用した祭祀空間(273ヘクタール)。「祈年殿」(三層の青いモザイク瓦のドーム・高さ38m)と「円丘壇」(大理石三重円形壇)が代表的建築。すべての設計に「天の数字」である奇数(3・9・27・81)が使われており、中国の宇宙観「天円地方(天は丸く・地は四角)」が建築空間として完全に具現化されている。皇帝のみが天と対話できる「天子(天の息子)」であることを建築が証明する装置だ。