世界遺産異変
シーギリア:父を殺した王が200mの岩の上に築いた宮殿——18年で終わった王国
スリランカ中部の平野に高さ200mで垂直にそびえる巨大な岩(シーギリア・ロック)の頂上に、カッサパ1世が宮殿を建設した。王は父王ダートゥセーナを生き埋めにして王位を簒奪し、正統な後継者である弟の復讐を恐れてこの岩上要塞を本拠地とした。弟が軍を率いて戻ったとき、王は岩から降りて平地で戦い、戦況を誤解した軍が離散——王は自ら命を絶った。頂上の宮殿は使われないまま残り、現在は世界有数の考古学遺跡となっている。