世界遺産異変
ポタラ宮殿:海抜3,700mに聳える神と政治の迷宮——亡命ダライ・ラマが残した13の玉座
海抜3,700mの紅山に建つポタラ宮殿は、13階建て・1,000室超を擁するチベット仏教の象徴的聖地である。7世紀にソンツェン・ガンポ王が初建し、17世紀に第5代ダライ・ラマが現在の規模に再建。白宮と紅宮に分かれ、歴代ダライ・ラマの遺体が黄金の仏塔に安置される。1959年のチベット蜂起後、14世ダライ・ラマはインドへ亡命。現在は中国政府管理下で観光地化が進む一方、仏教的実践と政治的管理の間の緊張が世界の注目を集め続ける。