世界遺産異変
ピサのドゥオモ広場:200年かけて「傾いたまま完成」した奇跡の聖堂群
ピサのドゥオモ広場には、大聖堂・洗礼堂・鐘楼(斜塔)・墓所回廊の4建造物が並ぶ。斜塔は建設開始から完成まで約200年を要し、その間に地盤沈下で傾き始めた。傾きを抱えたまま工事を再開・継続したため最上部がわずかに湾曲している。1990年代の修復で傾斜を4.0度から3.97度へ修正したが「完全に直すと世界遺産としての価値を失う」との判断から、意図的に傾きは残された。ガリレオの落体実験伝説は後世の創作とされる。