オーパーツ・からくり
フルート奏者:本物の肺・気道・唇を模倣し、実際に呼吸してフルートを吹いたヴォーカンソンの処女作
ジャック・ド・ヴォーカンソンが「消化するアヒル」(MCH-003)よりも先に発表した処女作。等身大の人形が、本物のフルートを本物の息で吹き、指で音孔を押さえて実際に12曲のレパートリーを演奏した。アヒルの「消化」が完全な演出トリックだったのとは対照的に、この人形は3つの独立した空気室から異なる圧力の空気を送り分け、唇の形状・舌の位置・指の動きまでを解剖学的に再現した、正真正銘の生体模倣機構だった。