オーパーツ・からくり
万年自鳴鐘:和時計・洋時計・天文暦・十二支表示を1台に統合した「からくり儀右衛門」最終到達点
「からくり儀右衛門」こと田中久重(後の東芝創業者)が晩年に製作した最高傑作の和時計。不定時法(季節で昼夜の長さが変わる江戸期の時刻制度)と西洋式定時法を同一機構内で両立させ、さらに和暦・十二支・七曜・二十四節気・月齢・太陽と月の運行までを1つのゼンマイ動力から歯車列だけで駆動する。2004年、当時のセイコー・東芝の技術者チームが分解調査を行い、内部に和時計の心臓部である「天符(てんぷ)」と洋時計式のアンクル脱進機を組み合わせた独自機構を発見した。