世界遺産異変
タフテ・ソレイマン:火と水が共存する「ソロモン王の玉座」1500年の謎
イラン北西部の火山性高原に位置するタフテ・ソレイマンは、ゾロアスター教の最高聖地として5世紀から7世紀にかけてサーサーン朝が整備した宗教複合遺跡である。「永遠の火」が燃え続けた火の神殿と、その中心に湧き出す謎の湖が共存するこの場所は、ゾロアスター教・イスラーム・モンゴル文化が重層した類例のない聖域だ。イルハン朝期の宮殿跡も加わり、古代から中世にわたる宗教・建築・自然の交差点として世界遺産に登録された。