世界遺産異変
チョガ・ザンビル:砂漠に眠る3200年前の天空神殿の逆説
イラン南西部のフーゼスタン州に位置するチョガ・ザンビルは、エラム文明が紀元前13世紀に建設したジッグラト(聖塔)を中心とする古代宗教都市の遺跡である。メソポタミア以外では最もよく保存されたジッグラトとして知られ、現在でも高さ約25メートルが残る(建設当初は約50メートルあったとされる)。エラム王ウンタシュ=ナピリシャが神々のために建設したこの聖域は、エラム文明の頂点の一つを示す記念碑であり、1979年にイランで最初にユネスコ世界遺産に登録された遺跡の一つである。完成されることなく放棄されたという謎も残る。