世界遺産異変
アレッポ旧市街:8,000年の記憶が焼かれた日——世界遺産史上最大規模の戦争破壊
アレッポは8,000年の歴史を誇る世界最古の居住都市のひとつ。丘の上にそびえる巨大なシタデル(城塞)は中世イスラム建築の最高傑作とされる。しかし2012〜2016年のシリア内戦で旧市街は激戦地と化し、古代スーク群や歴史的モスク、ハンマームが大規模に破壊された。これは世界遺産登録地における「戦争による最大規模の破壊」事例として記録されており、現在も危機遺産リストに掲載されたまま復興途上にある。