アル=ジャザリの象時計:水力と浮力だけで駆動した13世紀の多文明融合オートマタ
毎正時、象の上の人形が銅鑼を打ち鳴らし、鳳凰が回転し、蛇が動いて時刻を告げる——インド象・エジプトの鳳凰・ペルシャの絨毯・中国の竜・アラブの機構工学を1つの装置に統合した象徴的マシン。動力源は電気でも重力式ゼンマイでもなく、内部タンクからの水の流出速度を利用したフロート(浮き)式のアナログタイマーである。設計者アル=ジャザリ自身が製作手順を詳細な図解付きで書き残しているため、現代でも忠実な動態復元が複数実現している。