オーパーツ・からくり
孔雀噴水:浮き球バルブだけで「水・石鹸・タオル」を自動的に順番出しする13世紀の手洗い装置
象時計(MCH-004)と同じくアル=ジャザリが設計した自動化装置。手を差し出すと孔雀の像から水が出て手を洗え、続いて別の人形が石鹸を、さらに別の人形がタオルを差し出す——という3段階の動作を完全に自動で順序制御する。電子制御はもちろん、複雑な歯車列すら使わず、浮き球によるバルブ開閉のタイミングだけでこの順序を実現している点が設計上の核心。象時計が『複数のトリガーを一斉起動する』設計だったのに対し、こちらは『複数の動作を順番に、時間差をつけて起動する』という異なる制御課題への解答である。