ビザンツの携帯用歯車暦:アンティキティラの機械が「小型化」された姿かもしれない断片
掌に収まる小型の日時計と一体化した歯車式カレンダー装置の断片。1983年に古美術市場で発見され、現在はロンドン科学博物館に所蔵されている。内蔵される歯車は月の運行周期の計算に使われたとみられ、アンティキティラの機械とほぼ同じ設計思想を、数世紀後・大幅に小型化した形で受け継いでいる可能性がある。ただし出土地が不明(美術市場経由での入手のため考古学的文脈を欠く)であり、真正性・正確な年代・用途のすべてに議論の余地が残る。