カラクムル:最強のライバル都市が密林に埋もれた6000基の石碑の謎
メキシコ南部のユカタン半島基部、カラクムル生物圏保護区の密林に埋もれるマヤ文明最大級の都市遺跡。推定人口5万人超・建造物6750棟以上を擁し、石碑(ステラ)数は117基以上と確認されているが、LiDAR探査が示す総数は6000基に達するとも言われる。7世紀を中心にグアテマラのティカルと並ぶ二極覇権体制を形成し、『蛇の王国(カアン王朝)』として広域外交網を主導した。考古学的価値と熱帯生態系の両立から2002年に複合遺産として登録されており、ジャガーやバクをはじめとする生物多様性の宝庫でもある。